乳がん体験と乳がん治療

化学療法

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乳がんの化学療法

乳がんの化学療法を、行うのは、
再発予防のための術後補助療法と、
再発した場合に行う化学療法があります。

また、最近では、
術前治療としても化学療法が行われています。

化学療法とは

  抗がん剤治療のことで、抗がん剤を点滴、または内服で投与します。
  抗がん剤の問題点は、強い副作用にあります。 

  がん細胞だけでなく正常な細胞も傷つけます。

  吐き気、嘔吐、脱毛、下痢、白血球、血小板などの、
     血液細胞の減少、倦怠感、心不全、不整脈、肝臓障害、膀胱炎、
  口内炎、無月経などがあります。

  最近は、このような副作用を、抑える薬が次々と開発されています。
  医師は、患者の状態を見て、抗がん剤の投与を考えますので、
  やたらに、副作用を怖がる必要はありません。

  抗がん剤治療の方法としては、一定の投与したあと、
  一定期間休止し、正常細胞が、回復した頃、
  さらに、抗がん剤を投与するということを繰り返します。

  この繰り返しがずっと効果あるのかというとそうではなく、
  効果が、あまり期待できなくなった場合、
  違う抗がん剤を投与し、さらに、がん細胞を破壊します。 
  一種類だけでなく、複数の抗がん剤を組み合わせて効果を高めます。

乳がんで、抗がん剤を使用する場合

・術後補助抗がん剤治療

  手術によって癌を取り除いても、小さいがん細胞が、
  全身に散らばっている場合があります。
  そうしたがん細胞を、破壊するために、術後に抗がん剤投与し、
  転移や、再発を防ぐのが目的です。

  リンパ節に転移がある場合、
  40%位の割合で再発がありますが、
  術後の抗がん剤治療をすることによって、
  そのうちの4分の1位減少することがわかってきています。

・術前化学療法

  乳房温存術をするために、手術前に抗がん剤治療をし、
  乳がんを小さくします。
    
  転移や再発の確率は、術前後でも、
  あまり変わらないことが、わかってきました。
  なので、術前の実施で、乳がんを小さくすれば、
  乳房を残す乳房温存術が、可能になります。

・いろいろな化学療法

  乳がんは、抗がん剤がよく効きます。
  なので、あわてることはありません。
  そして、たくさんの種類の抗がん剤があります。

  CMF療法:シクロホスファミド、メトトレキサート、FiveFUの
        3つの抗がん剤の頭文字をとってつけた療法。
        古くからある療法で、よく効くので、
        今でも重要視される療法です。
        髪の毛の脱毛が少ないと言ことです。

  CAF療法:シクロホスファミド、アドリアマイシン、FiveFUの
        3つの抗がん剤の頭文字を取ってつけた療法。
        CMF療法では、効かないことがあるので、
        効かないものを減らしたいということで
        この療法もあります。

  AC療法、CEF療法・FAC療法・FEC療法など

  最近は、アントラサイクリン系の治療、タキサン系を加えた療法
  など、傾向もかわってきています。

・投与期間 

  投与期間は療法によって、さまざまですが、
  術後補助抗がん剤治療では、半年から2年くらい、
  注射による抗がん剤投与は、
  月に1~2回、4~6ヶ月くらい投与します。  




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